【本日注目の通貨ペア】米ドル/円:ドル買い材料を重ねられるか

 ドル/円は、6月10日に黒田日銀総裁が「円安を牽制したと受け止められてしまった」水準である、いわゆる「黒田シーリング(124.50-60円)」目前で頭が抑えられている。  ただし、昨日のNY市場では米連邦公開市場委員会(FOMC)の中では中立派と見られるロックハート・アトランタ連銀総裁が「9月利上げは適切である公算」と述べた事で早期利上げ期待が再び高まっており、追い打ちとなる材料に対しては敏感に反応すると考えられる。  本日発表の米経済指標のうち、特に米7月雇用統計の先行指標となる7月ADP全国雇用者数(21時15分発表、市場予想:21.5万人増)や、米7月ISM非製造業景況指数(23時発表、市場予想:56.2)の結果は注目だ。双方市場予想を上回れば、ドル高圧力がさらに強まり、黒田シーリングを超える可能性は十分にある。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ドル/円は、6月10日に黒田日銀総裁が「円安を牽制したと受け止められてしまった」水準である、いわゆる「黒田シーリング(124.50-60円)」目前で頭が抑えられている。
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2015-08-05 18:00