自動車メーカー「どこもかしこも」販売苦戦=香港メディア

香港メディアの鳳凰網は4日、韓国メディアの報道を引用し、世界的に景気が減速していることを背景に、世界の自動車メーカーの販売台数が下振れしていると伝えた。
記事は、2014年に販売台数で世界一となったトヨタ自動車について、「2015年上半期の販売台数が前年同期比1.5%減の502万台にとどまった」と伝え、販売台数で2位に後退したと報じた。
続けて、ドイツのフォルクスワーゲンについても「販売台数でトヨタを抜いて世界一となったものの、前年同期比0.5%減の504万台だった」と紹介。販売台数3位となった米GMについても1.2%の減少だったとしたほか、ルノーは0.7%減、現代グループは2.4%の減少だったと報じた。
さらに、世界の自動車メーカーの販売台数がそろって減少した理由について、「15年上半期における世界の自動車市場の販売台数そのものが減少したため」と伝え、欧米を除いた主要な市場で販売台数が大きく落ち込んだと伝えた。
また、これまで二桁成長を続けてきた中国自動車市場の販売台数の伸びが5.4%にとどまったとしたほか、ブラジル、ロシア、日本、ASEAN諸国も低調だったと報じた。さらに、中国市場では中国の自主ブランドメーカーが販売を伸ばしていることを指摘し、世界の自動車メーカーの苦戦につながったと論じた。
続けて記事は、現代自動車および起亜自動車について「円安やユーロ安、新興国での景気低迷といった理由によって、日本や欧米の市場では不利な状況にある」と伝え、韓国自動車メーカーの販売台数のさらなる下振れに警戒感を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Nittaya Mungma/123RF.COM)
香港メディアの鳳凰網は4日、韓国メディアの報道を引用し、世界的に景気が減速していることを背景に、世界の自動車メーカーの販売台数が下振れしていると伝えた。(イメージ写真提供:(C)Nittaya Mungma/123RF.COM)
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2015-08-06 09:00