日経平均は154円高でスタート、円安と好業績が支援材料
6日の日経平均株価は前日比154円71銭高の2万768円77銭と続伸でスタート。ドル・円が一時125台を付けるなど円安に進んだことを受けて買い優勢となっている。円安メリット銘柄のほか、好決算を発表した企業を中心に資金が集まる展開。テクニカル的には一目均衡表の雲を上に抜け出た格好となっている。一方、明日に日銀決定会合の結果発表や米雇用統計などの重要イベントを控えるなか、買い一巡後にどこまで上値を伸ばせるかが注目される。
個別では、1Q純利益は約3割増で0.99%の自社株買いも決定したNTT <9432> や、システムソリューション好調で1Qは営業益74.3%増となったハイマックス <4299> が上昇。中間・通期の業績予想を上方修正し、株式分割も発表した明治ホールディングス <2269> や、1Qは純利益4.1倍に大幅拡大した森永製菓 <2201> も買われている。
半面、中間期は12.9億円の営業赤字転落となったサッポロホールディングス <2501> や、大手証券が投資判断を引き下げた東急不動産ホールディングス <3289> 、THK <6481> 、ベネフィット・ワン <2412> などが下落。15年6月期は103億円の最終赤字に転落したグリー <3632> も売られている。(編集担当:松浦直角)
6日の日経平均株価は前日比154円71銭高の2万768円77銭と続伸でスタート。
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2015-08-06 08:45