日経平均終値は50円高、円安好感も後場は上値重く安値引け

 6日の日経平均株価は前日比50円38銭高の2万664円44銭と続伸。朝方は円安の進行を背景に買い優勢でスタートし、好業績銘柄を中心とした資金流入を支えに午前10時過ぎには上げ幅を約200円まで拡大した。ただ、7日の日銀決定会合の結果発表や米雇用統計を控えて上値は重く、後場は軟調に推移。引けにかけて上げ幅を大きく縮め、この日の安値で引けた。  個別では、健康部門好調や収益性改善で1Q純利益が4倍となった森永製菓 <2201> や、1Qは減収も大幅増益となったヤマダ電機 <9831> が上昇。抗がん剤のパイプライン拡充を明らかにしたオンコリスバイオファーマ <4588> や、京都大学iPS細胞研究所からの再生医療用iPS細胞受領を明らかにしたヘリオス <4593> も買われた。  半面、前期は上場来初の最終赤字となったグリー <3632> や、中間期に追加損失100億円を計上すると報じられた東洋ゴム工業 <5105> が下落。中間期の営業益が低い進ちょく率だったキリンホールディングス <2503> や、前日に大幅高となった反動が意識された日本水産 <1332> も売られた。  業種別では、パルプ・紙、繊維製品、保険などが上昇。一方、水産・農林、電気・ガス、空運は下落した。(編集担当:松浦直角)
6日の日経平均株価は前日比50円38銭高の2万664円44銭と続伸。
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2015-08-06 14:30