【今週の注目銘柄】大雪特需でコロナ株の反騰に期待
今3月期第3四半期の決算発表はほぼ出尽くしたが、いくつかの銘柄において、昨年(13年)末の天候が業績に影響していることがうかがえる。
コロナ <5909> は灯油価格の高騰や、昨年10―12月の気温が高めに推移したことにより、石油ストーブの販売が計画を大きく下回り、3日に今3月期予想を下方修正した。
また、暖冬の影響でカイロの売上が伸び悩む企業があったり、衣料でも、高価格帯のコートの販売が振るわないなど、同時期の売上不振が業績に少なからず響いているもようだ。
ただし、これらの業績修正に、いまいちピンとこなかった人が多いのではないだろうか。というのも、年明け以降は各地で気温が急低下し、首都圏では「20年の1度の大雪」により交通網がズタズタになった。「昨年末の天気なんてもう忘れてしまったよ」というのが本音だろう。
とはいうものの、業績の落ち込みはしっかりと株価に影響している。それなら、年明けからの厳冬で特需が発生し、今後の業績にプラス寄与、株価に好影響する銘柄も出てくるはずだ。
そこで、今回は業績修正後に株価が低迷しているコロナに注目したい。今年に入り、慌てて石油ストーブを購入した人もいるはず。10―12月期の不振を取り戻す程度の「特需」があってもおかしくない。業績回復が見えてくれば、昨年1月の高値1213円の奪回が見込まれる。(編集担当:片岡利文)
今3月期第3四半期の決算発表はほぼ出尽くしたが、いくつかの銘柄において、昨年(13年)末の天候が業績に影響していることがうかがえる。
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2014-02-16 10:00