タクシー運転手が尊敬される日本・・・サービスもいろいろ!=中国メディア

 中国メディアの環球時報は6日、日本において市民から尊敬される職業としてタクシー運転手について紹介する記事を掲載した。  記事は、日本のタクシーがとてもきれいであると紹介したうえで、その理由について「運転手が会社から支給されるタクシーを『仕事のパートナー』として大事に扱っているから」と説明。就業後には運転手が自ら洗車し、細かい部分まで疎かにしないでピカピカにするとした。  また、「運転手」という呼び名について、「手」がある種の技能に優れた人にのみ使用するとしたうえで、「技能や職業に対してリスペクト」されていることが伺えると解説した。さらに、日本のタクシー運転手はみんなきれいな制服や磨き上げられた革靴、そして帽子や白い手袋を着用しており、いつでもお客さんに快適なサービスを提供する心構えが示されていると伝えた。  記事はさらに、日本のタクシーが提供するサービスは単に客を乗せて運ぶだけにとどまらず、介護タクシー、防犯タクシー、買い物タクシーなどさまざまなサービスを提供しているとも紹介。高齢化が日々深刻になる日本において、運転手自らがお年寄りを迎えに行き、靴の履き替えや車いすの準備をする介護タクシーのサービスが大きな役割を果たしていることを説明した。  また、防犯タクシーについては辺鄙な地域で365日24時間営業を行い、事件が発生した際は警察と全面的に協力し、巻き込まれた人の救援や、逃走する容疑者の追跡といった任務を担うと説明。普段も住民の買い物や子どもの送り迎え、飲酒したドライバーの運転代行、さらには引っ越しの手伝いといったことまで行うとし、「だから、日本人はこのようなタクシー運転手をリスペクトしているのだ」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Ponsulak Kunsub/123RF.COM)
中国メディア・環球時報は6日、日本において市民から尊敬される職業としてタクシー運転手について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)Ponsulak Kunsub/123RF.COM)
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2015-08-06 17:30