【本日注目の通貨ペア】ポンド/円:スーパーサーズデー

 本日は、英中銀(BOE)が新たな取り組みを実施する。金融政策委員会(MPC)を開いた当日にその議事録を公開するとともに、経済予測を盛り込んだインフレレポートも発表。さらに、その45分後にはカーニー総裁が記者会見を行う。  BOEが来年初めにも利上げに動くとの見方が広がる中、金融政策に絡む大量の情報やデータが同時に発表される事から、市場は本日6日木曜日を「スーパーサーズデー」と呼んでこのイベントに注目している。  中でも、まず注目すべきは9人の政策委員のうち何名が政策据え置きに反対票を投じるかであろう。  タカ派の委員2名は利上げを主張して反対票を投じると見られており、反対票(利上げ票)がこれ以上に増えれば早期利上げ期待が高まるためポンド高圧力になる。反対に2名以下なら失望のポンド売りを誘いかねない。  また、インフレレポートでは、成長見通しやインフレ見通しが従来予想からどのように修正されるのか注目される。  なお、5月時点での見通しでは、2015年の成長率を+2.5%、16年を+2.6%と予測。2015年のインフレ率を+0.6%、16年を+1.6%と予測していた。これらが上方修正されれば、市場の見方が年内利上げ開始に傾きポンド高が進む可能性がある一方、据え置きもしくは下方修正ならポンド売り材料となり得る。  最後に、BOEの利上げ開始時期に関するヒントを得るためには、カーニー総裁の会見が見逃せない事は言うまでもない。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
本日は、英中銀(BOE)が新たな取り組みを実施する。金融政策委員会(MPC)を開いた当日にその議事録を公開するとともに、経済予測を盛り込んだインフレレポートも発表。さらに、その45分後にはカーニー総裁が記者会見を行う。
economic,gaitamedotcom,fxExchange
2015-08-06 18:15