韓国で物価上昇！・・・消費者から嘆きの声＝韓国メディア

　韓国メディアのＮＥＷＳＩＳは７日、韓国の統計庁が４日に発表した「７月の消費者物価動向」を引用し、野菜と精肉を含む物価指数である生鮮食品指数が、１年前より６％上昇したという記事を掲載した。 　記事によると、取材者が韓国ソウルにある大型マートへ５日に訪ねたところ、平日ということもあり全体の買い物客は多くはなかったものの、買い物に来店していた主婦たちの姿が見られた。しかし、その主婦たちは、玉ねぎ一袋を買うことをためらいながら、何度も手にとっては戻すという姿が見られたという。 　その中の主婦にインタビューをしたところ「玉ねぎの価格をみて驚いた。今日は３０００ウォン（約３２１円）台まで上がっていてびっくりした」と述べたという。実際、７月には玉ねぎ一袋２０００ウォン（約２１４円）台だったのが、１ヶ月足らずで１．５倍に値上がりしているためだ。この状況は、ソウル郊外でも同じであるという。記者が夜８時過ぎ、安山市にある大型マートを訪ねると、夜の割引セールが行われていたが、割引シールがついているにもかかわらず、ソウルと同じように、野菜などを手に取っては戻すという姿が見られたと伝えた。 　安山市でも主婦にインタビューをしたところ、「子どもたちが夏休みなので、普段より“見切り品”が多く出る時間帯に来たが、割引がそこまでされておらず、何を買っていいのかわからない」と愚痴をこぼしたと伝えたほか、別の主婦は、「家にあったクーポンとアプリを使って安く買えたが、はじめから低価格で売ればいいのに」と述べたと伝えた。 　これらの状況について、大型をマートの関係者は「消費者心理がよくなかった６月に比べると、良くなってきた」とし「販売量は６月よりは増加したものの、まだ低迷しているため、割引きセールを続けていく必要がある」と述べたと報じた。（編集担当：木村友乃）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）