日経平均はもみあい後プラスに転じ、80円高で終了
17日の日経平均株価終値は80円08銭高の1万4393円11銭。3日ぶりの反発となった。
前週末のNYダウの大幅続伸や為替市場の落ち着きが好感され、寄り付きの日経平均は30円高の1万4343円でスタート。しかし、朝方に発表されたGDP(国内総生産)速報値の伸び悩みが嫌気され、その後すぐに下げに転じた。
ただし、売りの勢いは続かず、日経平均は1万2200円台前半で反発し、前引け前には再度プラス転換。午後1時過ぎには114円高まで買われる場面があった。
個別では、今12月期に5期ぶりの復配を見通した高橋カーテンウォール工業 <1994> がストップ高をつけたほか、第一三共 <4568> とノロウイルスワクチンの共同研究契約を締結したUMNファーマ <4585> や、大雪によりスコップ需要の急増が期待された浅香工業 <5962> が一時ストップ高となった。
また、前期の復配や今期の営業増益予想を発表したフルキャストホールディングス <4848> や、今12月期の3期ぶり復配計画を開示したJUKI <6440> が急騰。太陽光発電施設に投資するファンドの上場方針が報じられたいちごグループホールディングス <2337> も高い。
一方、海外対話アプリ企業をは約9億ドルで買収すると発表した楽天 <4755> が急落。ニコン <7731> を引き受け手とする第三者割当増資を発表した日本電子 <6951> も大幅安となった。
ほかにも、今12月期の大幅営業減益予想が嫌気された第一屋製パン <2215> や、今3月期の業績予想を下方修正した大真空 <6962> などが売られている。
業種別では、パルプ・紙、電力・ガス、証券、非鉄金属株などが上昇。サービス、情報通信、鉱業、精密機器株が弱い動きとなった。(編集担当:片岡利文)
17日の日経平均株価終値は80円08銭高の1万4393円11銭。3日ぶりの反発となった。
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2014-02-17 15:00