【今日のドル円】黒田総裁会見、政策現状維持なら失望売りを誘う可能性も

 昨日のドル/円相場は、市場予想を大きく下回った本邦10-12月期国内総生産(GDP)を受けて一時日経平均株価が下げた事を嫌気して101.384円まで下落。ただその後、GDPを受けて一部で本日の日銀金融政策決定会合で追加金融緩和に動くのではとの思惑が浮上し、101.985円まで反発した。  本日の日銀会合について、一部通信社が事前に行ったエコノミスト予測では全員が金融政策の現状維持を予想している。昨日の指標結果だけで日銀が追加金融緩和に踏み切るとの見方は、期待が先行していると言えるだろう。仮に現状維持が伝えられた場合、期待で値を上げたドル/円相場は失望売りを誘うことが予想される。  もし、昨日上昇分を吐き出すようならば、短期的には前々週の下落局面で下値支持となった週足の一目均衡表の基準線(本稿執筆時点では100.998円)を試す事も考えられる。その他、黒田日銀総裁の会見では、追加金融緩和の可能性やインフレ見通しについて言及があるか、こちらも注目したい。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
昨日のドル/円相場は、市場予想を大きく下回った本邦10-12月期国内総生産(GDP)を受けて一時日経平均株価が下げた事を嫌気して101.384円まで下落。ただその後、GDPを受けて一部で本日の日銀金融政策決定会合で追加金融緩和に動くのではとの思惑が浮上し、101.985円まで反発した。
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2014-02-18 10:00