シティ証がヤマハ発の目標株価を引き上げ

 17日付のシティグループ証券リポートが、ヤマハ発動機 <7272> の目標株価を引き上げている。  同リポートではヤマハ発について、「自動車セクターのトップピックの1社」と評価。今12月期の収益には先進国で新商品が貢献し、来期収益については新興国で2014年後半に投入される新型プラットフォームがコスト削減に寄与すると見通している。  同証券による今期の営業利益予想は従来予想の894億円から820億円(会社計画は750億円)に引き下げているが、これは、研究開発費の前倒しや新興国二輪の業績予想の引き下げなどを要因としており、会社計画は保守的と見ている。また、2014年後半にASEANで投入される共通プラットフォームの導入は「同社としては過去にない規模の抜本的な調達改革」と指摘。2015年から本格的に業績寄与すると見通した。  投資評価は「1(買い)」を継続。新興国・先進国のどちらにおいても独自のカタリストを持つ点を評価し、目標株価は従来予想の1640円から1900円に上方修正している。  ヤマハ発の18日午後1時30分時点の株価は、88円高(6.3%高)の1477円と急伸している。(編集担当:片岡利文)
17日付のシティグループ証券リポートが、ヤマハ発動機の目標株価を引き上げている。
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2014-02-18 12:45