ニチリンは昨年来高値に迫る、増収増益予想や優待制度導入を発表
自動車用ホース大手のニチリン <5184> は3日続伸し、午前9時23分には145円高(14.36%高)の1155円まで上昇。今期の増収増益予想に加え、増配計画や優待制度の導入といった積極的な株主還元策が好感され、株価は13年5月22日の昨年来高値1191円に接近した。
18日引け後、14年12月期の業績予想を発表した。売上高470億円(前期比5.6%増)、営業利益40億円(同13.6%増)、純利益23億円(同7.9%増)を予想し、連続で最高益の更新を目指す。国内では経済政策による景気の下支えを期待し、海外でも堅調な推移を見込んだ。生産性の向上やアセアン拠点の機能強化などにも取り組む。前提為替レートは1ドル=100円。
配当は中間期・期末とも10円の年間20円(前期は16円)に引き上げる方針。また、毎年12月31日現在の株主を対象にクオカードを贈呈する優待制度も新設した。100株(1単元)以上では1000円分、1000株以上では2000円分、5000株以上では3000円分が受け取れる。(編集担当:宮川子平)
ニチリンは145円高(14.36%高)の1155円まで上昇し、昨年来高値に接近した。
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2014-02-19 10:00