トレンドが前日終値めぐる攻防、前12月期末は大幅増配
トレンドマイクロ <4704> が寄り付き直後に70円高の3250円まで上昇。その後は午前9時14分に70円安の3210円まで売られるなど、前日終値をめぐる攻防が続いている。
同社は18日引け後、前12月期決算と今期の業績予想を発表、前期の業績拡大や記念配実施が好感された一方で、今期計画の伸び悩みが売りを誘っているもようだ。
前期の売上高は前々期比15.4%増の1083億1400万円となり、営業利益は同31.4%増の294億5000万円、純利益は同45.7%増の195億9500万円に拡大した。
地域別では、日本で企業向けのクラウド関連ビジネスなどが堅調となり、売上高が6.0%増。海外では、北米や欧州地域が為替の円安寄与などで20%超の増収となり、アジア・パシフィック地域や中南米地域も2ケタ増収となった。
未定としていた前期の期末一括配当については、普通配当95円に創業25周年の記念配当30円を加え、125円(前期は67円)とした。
同社の今期業績予想は、売上高が1120億円(前期比3.4%増)、営業利益は301億円(同2.2%増)、純利益は191億円(同2.5%減)を計画する。前提為替レートはドルが100円、ユーロが138円となり、配当予想は未定としている。(編集担当:片岡利文)
トレンドマイクロが寄り付き直後に70円高の3250円まで上昇。
japan,company
2014-02-19 10:00