ブリヂスは反落、増収増益予想も市場コンセンサスを下回る
ブリヂストン <5108> は3営業日ぶりに反落し、朝方には131円安(3.45%安)の3670円を付けた。前場は下げ幅を縮める場面もみられたが、戻りは限られた。14年12月期で増収増益を計画したものの、市場コンセンサスを下回ったため、利益確定売りが先行した。
18日引け後、13年12月期の決算および今期業績予想を開示。13年12月期の売上高は前期比17.4%増の3兆5680億9100万円、営業利益は同53.2%増の4381億3100万円、純利益は同17.7%増の2020億5300万円で着地。期末配当は従来計画の27円から30円に修正。年間57円(前期は32円)とした。
14年12月期は、売上高3兆8000億円(前期比6.5%増)、営業利益4600億円(同5.0%増)、純利益2850億円(同41.1%増)と増収増益を計画。また、配当は中間期・期末とも40円の年間80円に引き上げる。ただ、市場では営業益4700億円超、純利益3000億円弱が見込まれていた。
一方、連続増配を高く評価する見方もあった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は18日付リポートで、株主還元が想定以上と指摘。迫力不足のガイダンスに過敏反応して株価が下落した場合は再度強気なスタンスを確認したいとした。また、期初ガイダンスで慎重姿勢が多い同社としては、営業益5%増も想定の範囲内との見解を示している。投資判断「アウトパフォーム(強気)」、目標株価4800円は継続。(編集担当:宮川子平)
ブリヂストンは3営業日ぶりに反落し、朝方には131円安(3.45%安)の3670円を付けた。
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2014-02-19 11:15