【中証視点】新華金牛50指数、上海証券取引所で取引開始

  新華社傘下企業の新華指数有限公司、中国証券報傘下企業の中証金牛咨詢有限公司は中証指数有限公司と、3社が共同開発した新華金牛50指数(証券コード・000976、トータルリターン・インデックスのコード・H00976)は、18日に上海証券取引所に登場し、取引が正式に開始された。19日付中国証券報が伝えた。   同指数の発表は、投資家に新たな分析ツールと投資対象を提供し、指数システムを豊富化することを目的としている。同指数は2004年12月31日を基準日とし、基準値は1000となっている。   新華金牛50指数は、最終的なサンプル選定の段階において、上場企業金牛賞の評価基準を参考に、流通株の時価総額、営業収入成長率、営業利益成長率の加重平均値、業界集中度上限という2つの指標を勘定した上で、総合順位上位50位の銘柄を構成銘柄に組み入れられた。   新華金牛50指数の構成銘柄は、毎年6月と12月に年2回の定期審査を経て調整される。定期調整の際、入れ替え銘柄比率の上限は30%となっている。また、構成銘柄該当企業に異常な状況(他社買収、合併、分社、上場廃止など)が生じた場合、臨時調整を行うことも可能である。   新華社の慎海雄副編集長は、「これまでに、われわれは新華-ダウジョーンズ国際金融センター発展指数を成功裏に運営しており、発表から4年がたったが、この指数は世界資本市場に一定の影響を与えてる。そして、新華(青島)国際海洋情報センターが国内初の海洋発展指数を発表しており、これも内外で大きな反響を得ている。われわれは今後引続きイノベーションに取り組み、多様化した経営モデルの確立を目指し、大きな将来性を持つ指数経済、情報サービス、データバンクサービスなどの新しい産業、新しい業態の発展に貢献するつもりだ」と話す。   2013年末時点で、新華金牛50指数の構成銘柄の全株式の時価総額と流通株の時価総額はそれぞれ約1兆8600億元、1兆元だった。過去を振り返ると、2005年の年初から2013年末での9年間に、同指数の年間平均収益率は約18.6%、シャープレシオは0.65となっている。   新華指数有限公司は新華社傘下で指数事業に専門的に従事する機構で、企業化した体制のもとで国際資本市場の競争に参与しており、業務革新能力は世界先進水準にある。その主な事業には景気特徴類指数、評価・ランキング類指数、価格設定基準類指数、取引目標類指数という4種類の指数がある。   中証金牛咨詢有限公司は中国証券報傘下企業で、中国証券報の「信頼できる投資コンサルティング」の主旨を引き継ぎ、中国証券報の「金牛賞」のブランドと業界内の影響力を利用し、金融商品の分析・評価と応用研究に取り組んでいる。   中証指数有限公司は上海証券取引所と深セン証券取引所の共同出資によって設立された会社で、指数の編成・運営と関連サービスの提供を専門としている。「専門・勤勉」の精神を堅持し、「資本市場サポート、金融革新の推進」を理念とし、上海・深セン証券取引所の情報と技術面の優位性をよりどころに、中証シリーズ指数、取引所シリーズ指数および顧客の特殊ニーズに応じて開発した指数の管理・運営しており、国内で規模が最大で、商品数が最も多く、サービスが最も行き届き、市場での影響力が最も大きい指数専門サービス会社となっている。(編集担当:陳建民)
新華社傘下企業の新華指数有限公司、中国証券報傘下企業の中証金牛咨詢有限公司は中証指数有限公司と、3社が共同開発した新華金牛50指数(証券コード・000976、トータルリターン・インデックスのコード・H00976)は、18日に上海証券取引所に登場し、取引が正式に開始された。19日付中国証券報が伝えた。
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2014-02-19 18:15