日経平均は317円安で取引終了、介護ロボ関連には資金流入
20日の日経平均株価は前日比317円35銭安の1万4449円18銭と続落して取引を終えた。
米国株の下落を嫌気した売りが一巡したあと、市場予想を下回る中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が発表されて売り圧力が強まり、日経平均は下値を探った。介護用ロボット関連銘柄には買いが流入したものの、全体的には買い材料難で、後場は先物への断続的な売りに押され、日経平均は下げ幅を330円超に拡大。その後は安値圏で停滞した。朝方は底堅かったドル・円が102円を割り込んだことも重し。
個別では、ファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンク <9984> といった指数寄与度の大きい値がさ株が下落。中国PMIが嫌気され、コマツ <6301> やファナック <6954> などへの売りも強まった。13年12月期の決算短信で継続企業の前提に関する注記が記載されたSmartEbook.com <2330> も軟調。ニチリン <5184> 、アプリックスIPホールディングス(APLIX) <3727> などは利益確定売りに押された。
半面、サイバーダイン <7779> の上場承認を背景に、菊池製作所 <3444> がストップ高配分されたほか、セック <3741> 、ハーモニック・ドライブ・システムズ <6324> 、ヒーハイスト精工 <6433> などにも思惑買いが入った。14年2月期業績予想を上方修正したメディカル一光 <3353> や国内証券が新規「買い」としたガリバーインターナショナル <7599> なども高い。(編集担当:宮川子平)
20日の日経平均株価は前日比317円35銭安の1万4449円18銭と続落して取引を終えた。
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2014-02-20 15:00