アルファは煮詰まる、5月急伸から7ヶ月、消費増税特需の可能性も

  店舗販促用POP広告のアルファ <4760> (JQS)の株価はモミ合い展開だが、煮詰まり感も強めている。低PBRに見直し余地があり、モミ合い上放れのタイミングだろう。14年4月の消費増税に向けてPOP広告の特需の可能性も支援材料となりそうだ。   店舗販促用POP広告の企画・制作事業などを展開し、メーカー・小売のタイアップ企画である消費者向け販促キャンペーンの受注や、デジタルサイネージ(デジタル技術を活用した広告媒体)を組み込んだ新販促商品・サービスの企画・提案を強化している。   今期(14年8月期)の業績(非連結)見通しについては、売上高が前期比2.7%増の72億円、営業利益が同79.3%増の1億05百万円、経常利益が同53.3%増の1億円、純利益が同70.3%増の50百万円としている。デジタル分野と連動した高付加価値企画提案活動を強化し、別注製品・商品での消費者向けキャンペーンの受注増や、イベント関連の景品受注増を見込んでいる。前期は飲料メーカー・サービス業向け景品のスポット受注が落ち込んだが、今期は14年4月の消費増税に向けた告知POPなどの特需の可能性もあり収益改善が期待される。   株価の動きを見ると、10月以降は概ね安値圏160円~170円近辺のレンジでモミ合う展開となっている。足元では12月11日に159円、12月12日に158円を付けて10月8日の直近安値156円に接近する場面があった。ただしレンジ下限に到達した形であり、その後はレンジ上限に向けて反発局面となっている。   12月17日の終値162円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS6円21銭で算出)は26倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は3.1%近辺、そして実績PBR(前期実績BPS281円18銭で算出)は0.6倍近辺である。週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線が戻りを押さえる形だが、モミ合い煮詰まり感も強めている。低PBRに見直し余地があり、上放れのタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
店舗販促用POP広告のアルファ<4760>(JQS)の株価はモミ合い展開だが、煮詰まり感も強めている。低PBRに見直し余地があり、モミ合い上放れのタイミングだろう。14年4月の消費増税に向けてPOP広告の特需の可能性も支援材料となりそうだ。
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2013-12-18 10:00