ライフフーズは高値水準で世界文化遺産の和食関連人気再燃を3Q高進捗率業績が増幅

  ライフフーズ <3065> (JQS)は、25日移動平均線を支持ラインに下値を切り上げ、229円と昨年5月17日につけた昨年来高値230円に肉薄してもみ合っているが、昨年12月に「和食(日本人の伝統的な食文化)」が、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界無形文化遺産に登録されて以来、「一汁三菜」を基本コンセプトに展開している同社の外食和食チェーン店に関連人気が再燃する展開が有力で、今年1月に発表した同社の今2月期第3四半期(3Q)業績が、昨年10月に上方修正された2月通期業績に対して高利益進捗率を示したことも、増幅効果を発揮しそうだ。 ■3Q業績は上方修正済みの2月通期業績対比で高利益進捗   「和食」の無形文化遺産登録は、必ずしも懐石料理や割烹料理の高級料理のみを対象としておらず、日本人の「一汁三菜」を基本にする日常的な食事スタイルを栄養バランス的にも理想的と評価して決定され、「和食」への世界的な認識を高めた。同社は、この決定理由の「一汁三菜」を基本コンセプトに低価格定食屋業態「街かど屋」、カフェテリア業態「ザめしや」、セルフうどん店業態「讃岐製麺」などを中心に展開しており、まさに無形文化資産登録の申し子的な存在に位置付けられる。   今2月期業績も、昨年10月に期初の減益転換予想が上方修正されるなど好調に推移し、売り上げ124億9300万円(前期比3%増)、経常利益4億4900万円(同7%増)、純利益1億3200万円(同0.2%増)と続伸が予想されている。しかも今年1月に開示された今期3Q業績は、原材料価格の高騰などから経常利益が、前年同期比8%減と減益転換したものの通期業績対比では、79%の利益進捗率と目安の75%を上回り、純利益は、1億5400万円(同0.3%増)と増益転換してすでに通期予想を2000万円上回った。通期新規出店は、「街かど屋」、「ザめしや」、「讃岐製麺」などを中心に8店舗(閉店2店舗)を計画、期末店舗数は127店舗(前期末121店舗)と拡大、既存店の売り上げも、各業態での期間限定メニュー投入や各種フェア実施などで順調に推移しているだけに、2月通期業績の再上ぶれ期待も高まってくる。 ■無償提供の自己株式取得などをテコに300円台復帰も   株価は、今期業績の上方修正に同社の清水三夫会長の無償提供の申し出により実施した自己株式取得(100万株、発行済み株式総数の5.46%)の好材料が続いて200円台固めから上値にトライする動きが続いた。昨年来高値更新から2007年7月以来の300円台復帰の目も出てきそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ライフフーズ<3065>(JQS)は、25日移動平均線を支持ラインに下値を切り上げ、229円と昨年5月17日につけた昨年来高値230円に肉薄してもみ合っているが・・・。
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2014-02-21 11:45