中外薬の投資評価をシティ証が引き上げ

 中外製薬 <4519> に対して、シティグループ証券が20日付でリポートを発行した。  営業減益を見通している今12月期予想については、中外製薬が商品をスイスフラン建てで購入しており、「円安はマイナス」である点に言及。これらを除けば実質的には増益予想であると分析し、影響がなくなる来期以降の増益基調入りを予想している。  また、ロシュが開発中の抗がん剤「PD―L1」抗体については、「ピーク時に世界で年商7000億円超に拡大」と同証券では評価。2017年に予想される同剤の発売以降は日本の発売元となる中外薬の業績をけん引すると見ており、長期的な利益予想をもとに、投資評価と目標株価を引き上げている。  同証券では、投資評価を「2(中立)」から「1(買い)」に変更。目標株価は2450円から2900円に引き上げている。  中外薬の21日の株価は、前場に125円高(5.3%高)の2474円まで上昇している。(編集担当:片岡利文)
中外製薬に対して、シティグループ証券が20日付でリポートを発行した。
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2014-02-21 12:45