今週の為替相場見通し(2014年2月24日-)=為替王
為替相場は1月の急落後、各通貨ともに新しい局面に向かって動き出しています。米ドル円は、先週金曜日の夜、上方の重要なポイントとして位置付けていた102円台後半の壁を、いよいよブレイクするかと期待が高まりました。一時102.8円まで上がったのですが、残念ながら、先週末の時点では最近の状況(1月に急落して2月上旬に底打ちした後、上下動を繰り返すレンジ相場)は変わっていないとの認識です。今週も、102円台半ば~後半の水準が非常に重要なポイントになるとの見方を維持します。相場の流れそのものは、今月中旬から上向き傾向が続いていますから、今週はそろそろ、重要な上値抵抗帯をブレイクする可能性も、シナリオのひとつとして意識してもよいのではないかなと思います。これまで、その重要ポイントで上値を抑えつけられていた期間が2週間以上とやや長期化しておりますので、もしもブレイクした場合は、米ドル円としてはやや大きめのエネルギーが噴射されることになり、具体的には一気に105円到達も視野に入ってくると考えます。
ユーロドルは鈍い動きながらも、上昇トレンドは継続しているとの認識です。先週から大きなトレンドに発展する可能性を指摘していますので、その観点からすれば、物足りない動きではありますが、じわじわと上がっています。下方向は1.36台後半~1.37近辺をサポート帯と位置づけながら、上方向はとりあえず昨年来高値更新(1.38台後半~1.39乗せ)を期待したいです。ユーロ円についても似たような認識で、方向性は上向き。下落した場合は140円近辺を目処としながら、先週は一時的だった141円台に再度しっかり乗って、さらに言えば142円に達する可能性もあるのではないかと考えます。
豪ドルがまた他の通貨とやや異なる動きを見せました。先週末の夜も、他の通貨がぐいぐい上がる一方、豪ドル円は伸び悩みました。ただ、現状まださほど悲観すべき状況でもありません。ポイントはやはり豪ドル米ドル相場。先週末も0.90の大台を割り込んだ状態ですが、0.89台後半の水準でサポートされている限りは上向きの期待が残されており、重要ポイントは0.90台前半の水準。先週末の水準からはやや距離がありますが、その重要ポイントをもしクリアすることができれば、豪ドルがかなり急騰する期待が高まります。具体的には0.93台が見えてくると考えます。(執筆者:為替王)
為替相場は1月の急落後、各通貨ともに新しい局面に向かって動き出しています。米ドル円は、先週金曜日の夜、上方の重要なポイントとして位置付けていた102円台後半の壁を、いよいよブレイクするかと期待が高まりました。
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2014-02-23 15:45