日経平均は62円安スタート、前週末の反動で売り先行

 24日の日経平均株価は前週末比62円03銭安の1万4803円64銭で寄り付いた。その後も軟調に推移し、日経平均は下げ幅を一時100円超に拡大している。米国株が下落し、円安も一服していることから、前週末に大きく上昇した反動もあって、利益確定売りが先行した。  個別では、自己株式の売り出しを発表したゼリア新薬工業 <4559> が売り気配スタート。ウィザス <9696> が提携解消を発表した翻訳センター <2483> も下落した。14年10月期第1四半期で赤字幅が拡大したキタック <4707> も安い。国内証券による投資判断の引き下げが観測された太平洋セメント <5233> なども売りが先行した。  半面、14年3月期の業績予想・配当予想を発表したトーカロ <3433> や14年7月期業績予想を上方修正した内田洋行 <8057> などは買い気配スタート。14年3月期の期末配当予想を増額したコニシ <4956> も買われている。東証1部への市場変更が承認された日本エンタープライズ <4829> やパンチ工業 <6165> も上昇した。(編集担当:宮川子平)
24日の日経平均株価は前週末比62円03銭安の1万4803円64銭で寄り付いた。
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2014-02-24 09:15