三東工業社は反落も2Q業績上ぶれ着地で値ごろ割安株買いが再燃余地
三東工業社 <1788> (JQS)は、5円安の166円と4営業日ぶりに反落している。25日移動平均線を支持ラインに下値を切り上げ、再度、25日線で下値を確認する動きとなっているが、今年1月31日に開示した今6月期第2四半期(2Q)累計業績が、期初予想を上ぶれて着地し、黒字転換幅を拡大したことを再評価し、低位値ごろの割安修正買いが再燃する展開が有望視される。今年1月にストップ高を演じた急伸特性も見直されよう。
■2Q利益は通期業績に対して89~95%の高進捗率
同社の2Q累計業績は、売り上げが期初予想を5億100万円下ぶれたものの、経常利益は、逆に5700万円上ぶれて1億700万円(前年同期は5800万円の赤字)、純利益も、同じく5500万円上ぶれ9500万円(同6000万円の赤字)とそれぞれ黒字転換幅を拡大した。この2Q累計利益は、6月通期業績に対しても89~95%の利益進捗率と目安の50%を大きく上回った。
2Q業績の売り上げの下ぶれ着地は、建築部門の受注工事高が、前年同期比82%増と増加したものの、工事進捗が計画通りに進まなかったことが要因となったが、利益については、積算の精緻化や工程管理徹底により経費削減を進め、土木部門では既受注工事の追加、変更工事の受注により利益が改善したことなどが要因となった。
6月通期業績は期初予想を据え置き、売り上げ55億円(前期比11%増)、経常利益1億2000万円(前期は8100万円の赤字)、純利益1億円(同9400万円の赤字)と黒字転換を見込んでいるが、2Q業績の上ぶれ着地・高利益進捗率からなお上ぶれ着地の期待も高まってくる。
■ストップ高後に往って来いもPER11倍、PBR0.4倍と割安
株価は、今年1月に極低位値ごろ有配株人気を高めてストップ高、長大上ヒゲで昨年来高値214円まで急伸し、ほぼ往って来いの25日移動平均線水準で中段固めを続けてきた。PERは11倍台、PBRは0.4倍と割安であり、下値から高値奪回に再発進しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
三東工業社<1788>(JQS)は、5円安の166円と4営業日ぶりに反落している。25日移動平均線を支持ラインに下値を切り上げ、再度、25日線で下値を確認する動きとなっているが・・・。
economic
2014-02-24 10:15