日経平均は27円安で取引終了、為替にらみ乱高下

 24日の日経平均株価は前週末比27円99銭安の1万4837円68銭と反落して取引を終えた。  為替をにらみながら乱高下した。朝方に下げ幅を100円超に拡大した日経平均は、為替市場でドル・円が切り返したことを受けてプラス圏へ浮上。一時1万5000円に接近した。フシ目接近で利益確定売りが上値を抑え、後場はアジア株の軟調推移やドル・円の弱含みを背景に、先物への断続的な売りに押されて下値模索。日経平均の下げ幅は一時200円を超えたが、今度はドル・円がやや持ち直したため、日経平均も引けにかけて下げ渋った。  個別では、自己株式の売り出しなどを発表したゼリア新薬工業 <4559> が下落。外資系証券による投資判断の引き下げが観測された太陽誘電 <6976> も売りが先行した。14年10月期第1四半期で赤字幅が拡大したキタック <4707> も安い。ドンキホーテホールディングス <7532> は傘下企業の日本アセットマーケティング(JAM) <8922> に不適切な会計処理の疑義が発生したことを嫌気した売りに押された。  半面、1部銘柄への市場変更が承認されたパンチ工業 <6165> 、日本エンタープライズ <4829> 、スターティア <3393> などは急伸した。NTTドコモ <9437> と共同で教養メディアの提供を開始するイマジニア <4644> や、大規模な自社株消却を発表したアトミクス <4625> は一時ストップ高。14年7月期業績予想を上方修正した内田洋行 <8057> なども高い。(編集担当:宮川子平)
24日の日経平均株価は前週末比27円99銭安の1万4837円68銭と反落して取引を終えた。
japan,economic
2014-02-24 15:00