大和証券が日本製紙の投資評価を中立に引き下げ

 大和証券が24日付リポートで、日本製紙 <3863> の投資評価を変更。従来の「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」に引き下げている。    同証券では、日本製紙の今3月期第4四半期(1―3月期)業績について、洋紙で「二次値上げの効果が一層寄与する」と見ているほか、家庭紙や段ボール原紙では消費増税前の駆け込み需要が発生すると見通しており、営業利益は285億円(会社計画は300億円)と予想する。  来期については、消費増税需要の反動が見込まれるものの、印刷用紙の値上げによる価格効果がフル寄与し、情報用紙の値上げや業界全体での段ボール原紙の値上げも進むと見ていることから、同証券では営業利益が454億円に拡大すると見込んだ。  ただし、投資評価については「好調な業績モメンタムは株価に織り込まれつつある」と判断し、中立に引き下げ。目標株価は2000円としている。  日本製紙の25日の株価は、午前9時24分に49円安(2.4%安)の2020円まで売られたが、その後は切り返しており、前場の終値は9円安(0.4%安)の2060円となっている。(編集担当:片岡利文)
大和証券が24日付リポートで、日本製紙の投資評価を変更。従来の「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」に引き下げている。
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2014-02-25 11:45