現代自動車の「サンタフェ」、申告燃費と実燃費が不一致で再調査へ
韓国国土交通部は24日、現代自動車の「サンタフェ」と双竜自動車の「コランド」などが2013年に実施した調査で、申告した燃費と実際の燃費が一致しないと判定されたことを発表した。韓国メディアによれば、14年に行われる再調査でも「燃費非適合」となった場合、現代自動車の消費者への賠償額は1000億ウォン(約95億円)以上に達する可能性がある。環球時報(電子版)が報じた。
現代自動車はサンタフェの燃費について、国土交通部に1リットルあたり14.4キロメートルと申告していたが、調査の結果、実際の燃費は約10%悪かった。国土交通部は現代自動車が提出した測定方法に基づき、サンタフェの燃費の再調査を行う。調査結果は3月末に出る予定だ。
現代自動車および傘下の起亜自動車は12年11月、米国で燃費の過大表示が発覚し、表示燃費と実燃費の差異ならびに走行距離と燃料の平均価格に基づいた補償金に、迷惑料として15%を上乗せした額を消費者に支払っている。補償期間は10年間だ。
仮に現代が米国で実施している補償と同じ条件で補償する場合、サンタフェの実燃費が申告燃費と1リットルあたり1キロメートルの差があった場合、燃料代を1リットル1700ウォン(約162円)、走行距離を1万3000キロメートルと仮定すると10年間で約1200億ウォン(約114億4000万円)に達する見込みだ。
韓国国土交通部の関係者は、再調査でも「燃費非適合」となった場合は消費者への補償を勧告するほか、最大10億ウォン(約9500万円)の罰金を課す方針だ。(編集担当:村山健二)
韓国国土交通部は24日、現代自動車の「サンタフェ」と双竜自動車の「コランド」などが2013年に実施した調査で、申告した燃費と実際の燃費が一致しないと判定されたことを発表した。韓国メディアによれば、14年に行われる再調査でも「燃費非適合」となった場合、現代自動車の消費者への賠償額は1000億ウォン(約95億円)以上に達する可能性がある。環球時報(電子版)が報じた。
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2014-02-25 14:30