日経平均は155円安スタート、利益確定売り先行

 26日の日経平均株価は前日比155円11銭安の1万4896円49銭で寄り付いた。前日大幅高の反動もあり、利益確定売りが先行した。米国株が弱い消費関連指標を受けて下落したうえ、ドル・円は上値が重く、買い手掛かり材料に乏しかった。一方、いったん大台を回復したことで投資家心理が改善したとの見方もあり、朝方の時点で日経平均の下値は限定的。  個別では、前日にLINEの株式取得を目指すと報じられて急伸したソフトバンク <9984> が軟調。国内石油化学事業の基盤強化に伴う特別損失の発生で14年3月期の純利益予想を下方修正した旭化成 <3407> もさえない。公募増資などを発表したゼンショーホールディングス <7550> 、ユーロ建てCBの発行を発表したジーエス・ユアサ コーポレーション <6674> なども売りが出た。  半面、自己株式の消却を発表した菱洋エレクトロ <8068> は上昇。1部銘柄に指定された北越工業 <6364> や東祥 <8920> も買われた。復配を発表した乾汽船 <9113> も堅調。米テスラと共同で電気自動車向け電池工場を建設と報じられたパナソニック <6752> は買い気配スタート。(編集担当:宮川子平)
26日の日経平均株価は前日比155円11銭安の1万4896円49銭で寄り付いた。
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2014-02-26 09:00