過去を振り返らずに前を見よう=広木隆
自分自身でも「よくできた」と思うレポートのひとつが、アベノミクス相場が始まる直前の2012年秋に書いた「PAST<FUTURE」である。
<現在の日本株式市場は極端な弱気と悲観論に支配されており、見方があまりにも短視眼的過ぎるように思える。(中略)80年代バブルをやり過ぎたために、その後長きに渡るバリュエーション調整が必要だった。それが日本経済、日本株の「失われた20年」だった。この長期停滞が「日本株離れ」を招いた。成功体験が誰にもなく、日本株は儲からない資産の代表格になった。それが現在の投資家不在の状況を生んでいる。市場に投資家がいない。だから見方が一方に偏ったまま、それを是正・修正する動きが入らない。
市場に関わる者にとって、市場は常に正しい。それは黄金律である。しかし、あえて云う。ここまで歪んだ日本株式市場は間違っていると>(2012年10月10日付レポート「PAST<FUTURE」) ・・・・
(執筆者:広木隆 マネックス証券チーフ・ストラテジスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
自分自身でも「よくできた」と思うレポートのひとつが、アベノミクス相場が始まる直前の2012年秋に書いた「PAST<FUTURE」である。
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2014-02-26 17:45