パイプドビッツは調整のほぼ最終局面、好業績を見直し

  情報資産プラットフォーム事業のパイプドビッツ <3831> (東マ)の株価は、2月上旬の全般地合い悪化の影響も受けて軟調展開だったが、足元では下げ渋り感を強めている。調整のほぼ最終局面だろう。好業績を見直す動きが徐々に強まりそうだ。   情報資産プラットフォーム「スパイラル」を基盤として、情報資産プラットフォーム事業(データ管理などのクラウドサービス提供)、広告事業(アフィリエイトASP一括管理サービス)、ソリューション事業(アパレル・ファッションに特化したECサイト構築・運営受託、子会社ペーパーレススタジオジャパンのBIMコンサルティング事業など)を展開している。   主力の情報資産プラットフォーム事業では政治・選挙関連、アパレル・ファッション関連、美容師関連、会計関連、人事考課・採用関連、薬剤・医療材料関連、地域密着型SNS関連、建築情報関連などに事業領域を広げている。政治・選挙関連はアイドルグループAKB48の選抜総選挙や政治・選挙プラットフォーム「政治山」を運営している。またソリューション事業のECサイト構築・運営受託も、ネット通販市場拡大を追い風として中期成長が期待される分野だ。   また2月14日には、ASP/SaaS型コールセンタープラットフォームサービス「BizBase」を提供するアズベイスを株式交換(効力発生日3月14日予定)で完全子会社化すると発表した。当社の情報資産プラットフォームの機能強化や拡充が期待できるとしている。   今期(14年2月期)連結業績見通し(12月27日に減額修正)は売上高が25億円、営業利益が5億50百万円、経常利益が5億50百万円、純利益が3億30百万円としている。前期の非連結業績との比較で11.9%増収、68.2%営業増益、69.8%経常増益、77.4%最終増益となる。新規分野の「政治山」「美歴」「ジョイブラ」などの売上貢献が想定より遅れるため減額したが、「スパイラル」新バージョン投入効果などで有効アカウント数が増加基調であり増収増益見込みだ。なお3月31日に今期業績発表を予定している。   株価の動きを見ると、安値圏で軟調展開が続いている。1月下旬~2月上旬には全般地合い悪化の影響を受けて、1600円~1900円近辺でのボックス展開から下放れの形となり、2月4日には1155円まで急落する場面があった。ただしその後は切り返しの動きとなり、足元では1300円台半ばまで戻している。売りが一巡して調整のほぼ最終局面だろう。   2月26日の終値1352円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS43円62銭で算出)は31倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間13円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(非連結ベースの前期実績BPS228円91銭で算出)は5.9倍近辺である。週足チャートで見ると、26週移動平均線が抵抗線となってボックスレンジから下放れた形だが、2月上旬の急落場面で下ヒゲを付けて下げ渋り感を強めている。調整一巡して反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
情報資産プラットフォーム事業のパイプドビッツ<3831>(東マ)の株価は、2月上旬の全般地合い悪化の影響も受けて軟調展開だったが、足元では下げ渋り感を強めている。調整のほぼ最終局面だろう。好業績を見直す動きが徐々に強まりそうだ。
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2014-02-27 09:15