大和証がカプコンの投資判断を「中立」に引き下げ

 カプコン <9697> に対して、26日付の大和証券リポートが投資判断を引き下げている。  同証券では、カプコンの今3月期第3四半期決算は「想定線での着地」と評価。通期の営業利益予想も135億円の従来予想を据え置いた(会社計画は120億円)。    一方、来期予想については、従来は「モバイルコンテンツの復調やコスト抑制で増益を確保する」と見通していたものの、モバイルコンテンツで依然ヒットに恵まれないこと、再度の組織変更が計画されていることなどから「やや迷走状態にある」とコメント。モバイルコンテンツ分野の大きな復調がなければ増益を予想する根拠に乏しいとして、営業利益の予想を150億円から125億円の減益予想に大きく引き下げている。  これらの要因から、同証券では投資判断は「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」に引き下げ。目標株価は1940円とした。  カプコンの27日の株価は、寄り付き直後に57円安の1931円まで売られたが、その後は下げ幅を縮小している。(編集担当:片岡利文)
カプコンに対して、26日付の大和証券リポートが投資判断を引き下げている。
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2014-02-27 13:00