平昌五輪を経済発展の起爆剤に、経済効果は約2兆円と試算=中国

ロシアのソチで開催されていた冬季五輪が日本時間24日に閉会した。次回の冬季五輪は2018年2月9日から25日までの日程で、韓国の平昌で開催される。中国の東快網はこのほど、「韓国は冬季五輪を経済振興につなげたい考え」と報じた。
平昌はソウル市から東に180キロメートルほど離れた江原道にある人口約5万人ほどの小さなリゾート地で、韓国は「不屈の闘志」を以って12年にわたる招致活動の末、2011年7月に開催権を獲得した。
韓国は過去10年間にわたり、一人あたりのGDP(国内総生産)が2万ドル(約200万円)前後にとどまっていることから、平昌五輪の開催をきっかけに経済水準を引き上げたい考えだ。
平昌五輪組織委員会の金ジンソン会長によると、平昌五輪の総予算額は90億ドル(約9200億円)、韓国現代経済研究院の試算では「平昌五輪は韓国に21兆1000億ウォン(約2兆243億円)の経済効果をもたらす」と見込まれている。
また、金ジンソン会長は平昌五輪をきっかけに北朝鮮との和解を実現したいとし、「4年後には北朝鮮の選手が平昌五輪に参加できるよう望んでいる」と語った。北朝鮮はソチ五輪での推薦枠を獲得できなかったため参加できなかった。(編集担当:村山健二)(写真は「CNSPHOTO」提供。ソチ五輪閉会式)
ロシアのソチで開催されていた冬季五輪が日本時間24日に閉会した。次回の冬季五輪は2018年2月9日から25日までの日程で、韓国の平昌で開催される。韓国は平昌五輪の開催を起爆剤に経済水準を引き上げたい考えだ。(写真は「CNSPHOTO」提供。ソチ五輪閉会式)
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2014-02-27 13:00