日経平均終値は47円安、LINE関連は急騰後に失速

 27日の日経平均株価は、47円86銭安の1万4923円11銭と小幅続落で終えた。  寄り付きの日経平均は、ウクライナ情勢の緊迫化や、イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の上院議会証言を控えていることなどで積極的な買いは見られず、31円安の1万4939円でスタート。その後は下げ幅が100円を超えるなど、朝方は軟調に推移した。  一方、中国株などアジア各国の株価が上昇して始まると、日経平均も反転。午前11時過ぎには前日比プラスに転じた。後場に入ると、一時は45円高の1万5015円まで買われる場面もあったが、その後は利益確定売りが上値を重くし、日経平均は再度マイナスに転じた。  個別株では、今3月期予想を下方修正をしたインプレスホールディングス <9479> が急落、新規受注工事の解約を発表した日本海洋掘削 <1606> も売られたほか、みずほ銀行のシステム統合延期方針が報じられたみずほフィナンシャルグループ <8411> 、今3月期の期末配当が減配となるバンダイナムコホールディングス <7832> なども軟調となった。  一方、今8月期の業績予想を上方修正したマルマエ <6264> がストップ高まで上昇。未定としていた今3月期の期末配当予想を8円と発表したパナソニック <6752> が急伸したほか、今3月期現金収支の2期ぶり黒字が観測された東京エレクトロン <8035> も高い。  また、新サービスを発表したLINEに関連して、アドウェイズ <2489> やネットイヤーグループ <3622> 、メディア工房 <3815> などが朝方に大きく買われたが、その後は急減速している。  業種別では、電気機器、精密機器株などが底堅い動きを見せたが、不動産、ノンバンク、保健、銀行株などは弱含んだ。(編集担当:片岡利文)
27日の日経平均株価は、47円86銭安の1万4923円11銭と小幅続落で終えた。
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2014-02-27 14:30