日経平均は6円高スタート、上値重く下げに転じる場面も

 28日の日経平均株価は前日比6円44銭高の1万4929円55銭で寄り付いた。売り買いが交錯し、小幅高スタート。米国株は上昇したが、ドル・円は102円台前半で弱含んでおり、日経平均は上値の重い展開となっている。ウクライナなど新興国への警戒感も強く、下げに転じる場面もみられた。  個別では、ファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンク <9984> など指数寄与度の大きい銘柄がさえない。14年3月期の利益予想を下方修正したフォスター電機 <6794> や日本合成化学工業 <4201> 、スペースシャワーネットワーク <4838> なども下落した。公募増資が報じられたミクシィ <2121> も軟調に推移している。  半面、14年3月期業績予想を上方修正したオリックス <8591> は堅調。3期ぶりの復配を発表した東北電力 <9506> や期末配当予想を上方修正した日本バイリーン <3514> も買いが先行した。米系証券による投資判断の引き上げが観測されたソニー <6758> も上げ基調。(編集担当:宮川子平)
28日の日経平均株価は前日比6円44銭高の1万4929円55銭で寄り付いた。
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2014-02-28 08:45