アイスタイルは類似企業のIPOを先取りし関連人気が再燃して急反発

  アイスタイル <3660> は、16円高の554円と4日ぶりに急反発して始まり、今年2月4日につけた上場来安値422円からの底上げを鮮明化している。3月25日に同社と同業態の口コミサイトを運営するみんなのウェディング <3685> (東マ)が、新規株式公開(IPO)される予定にあり、このところIPO関連の類似企業株が急騰していることを見直し関連株買いが再燃している。昨年11月に同社が資本・業務提携し、大株主に名を連ねているネット株がIPOされた際も、同社株が、株式分割権利落ち後の高値まで買い進まれたことも連想されている。 ■IPO市場は有望IPO承認で類似企業にストップ高が続出   みんなのWEDは、2月17日にIPOが承認されて、3月25日にIPOを予定し、結婚式場選びの口コミサイトを運営しており、20代から30代の女性向けに化粧品の商品評価情報サイト「@cosme」を運営しているアイスタイルと同業態となっている。IPO市場は、昨年も54社がIPOされ、初値が公開価格をどの程度上回ってつけるかを示す平均初値倍率が、2倍を超え、しかも52社が公開価格を上回って初値をつける(勝ち)52勝1敗1分の高勝率を上げただけに、今年も、全般波乱相場が続くなかIPO人気への期待が高まっている。現に2月17日に生活支援ロボットの開発・製造・販売会社のCYBERDYNE <7779> (東マ)のIPOが承認されると、既上場の類似企業株や周辺関連株にストップ高が続出した。   実は関連株のIPOに際してアイスタイルの株価が、動意付くのは今回が初めてではない。2012年8月に同社が、業務・資本提携し第5位の大株主に位置しているアライドアーキテクツ <6081> (東マ)が、昨年10月23日にIPOが承認され、11月29日にIPOされた際も、同社株は、2012年6月30日割り当てで実施した株式分割(1対2)の権利落ち後高値876円まで34%高の急伸を演じている。今回の類似企業のIPOでも再現期待が高く、先取りの買い物が再燃している。 ■25日移動平均線水準から昨年11月の急伸相場を再現期待   株価は、昨年11月の株式分割権利落ち高値後に570円まで調整、今年1月にミクシィ <2121> (東マ)からオンライン広告プラットフォームを運営する子会社を譲り受けたことを歓迎して636円高値をつけ、今6月期第2四半期累計業績が、期初予想を下ぶれて着地したことで上場来安値まで再調整、下げ過ぎとして150円幅の底上げをし25日移動平均線水準で中段固めを続けている。テクニカル的にも、昨年11月と同様に25日移動線水準からの急伸相場示現の期待が高まってくる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
アイスタイルは、16円高の554円と4日ぶりに急反発して始まり、今年2月4日につけた上場来安値422円からの底上げを鮮明化している。
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2014-02-28 10:30