いちよしが27日付でワタミのリポートを発行

 ワタミ <7522> に対して、いちよし経済研究所が27日付でリポートを発行している。  同研究所による事業ごとの分析では、ワタミの国内外食産業は「苦戦が続いている」と評価。一部の上場居酒屋チェーンにおいて、2014年1月の売上高が前年同月比プラスに転じたのに対して、ワタミが同5.1%減となったことをネガティブに見ている。  一方、海外外食事業は好調であり、今3月期には同社全体の売上高の7.8%、営業利益の8%を占めるまでに拡大していると言及。また、6月にカンボジアに出店する予定であることにも触れている。    また、弁当の宅配事業については、競争の激化により1日当たりの配食数が伸び悩んでおり、介護事業においても競争激化により新規施設の入居率が低迷していることを指摘している。  これらの材料をもとに、同リポートではワタミのレーティングについて中位の「B」を継続。フェアバリューについては、発行済み株式数の約6%に相当する自社株買いを2月に発表したことを考慮し、従来予想の1300円から1370円に引き上げたものの、直近株価からは低い水準にある。  ワタミの28日の株価は、前場に32円安の1463円まで売られている。(編集担当:片岡利文)
 ワタミに対して、いちよし経済研究所が27日付でリポートを発行している。
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2014-02-28 12:45