喫茶店経営業者1097社の経営実態調査=帝国データバンク

 タリーズコーヒージャパンが躍進  ~事業者数、愛知県が東京都についで2位~  はじめに  コンビニコーヒーが大ヒットし、激化する「カフェ戦争」が大きく注目されることとなった2013年。この勢いはとどまることを知らず、喫茶店を主業とする大手チェーンの中には、低価格から一歩進み、ワンランク上のサービスを模索する動きが見られるほか、2014年には日本式の喫茶店で米国に「サードウェーブコーヒー」ブームをもたらした米カフェ業者の日本進出も予想されるなど、市場シェア拡大を目指した顧客の争奪戦は激しさを増しそうだ。  帝国データバンクは、2010年度から2012年度の売上高が判明しており、喫茶店経営を主な事業としている業者(法人、個人営業)1097社を自社データベース・企業概要ファイル「COSMOS2」(144万社収録)から抽出し、分析した。同様の調査は今回が初めて。  ・ドトールコーヒーはコーヒー類の卸売が売り上げの過半数を占めるが対象に含めた。  ・タリーズコーヒージャパンは、2011年3月期決算の後、13カ月間稼動の2012年4月期に決算期を変更。単純な年度比較が不可能なことから、便宜上、2012年4月期を12カ月間稼動に換算し、2011年度として計上。また2013年4月期を2012年度決算として計上した。  ・東和フードサービスは、喫茶店以外の飲食店の売り上げが、喫茶店を若干上回るが、ほぼ拮抗しているため、対象に含めた。またジェイアール東日本フードビジネスも喫茶店以外の飲食店も運営しているが、喫茶店の店舗が一番多いため、対象に含めた。  ・飲食を来店の主目的としない、インターネット・漫画喫茶などは対象から除外した。(情報提供:帝国データバンク)
コンビニコーヒーが大ヒットし、激化する「カフェ戦争」が大きく注目されることとなった2013年。この勢いはとどまることを知らず、喫茶店を主業とする大手チェーンの中には、低価格から一歩進み、ワンランク上のサービスを模索する動きが見られるほか、2014年には日本式の喫茶店で米国に「サードウェーブコーヒー」ブームをもたらした米カフェ業者の日本進出も予想されるなど、市場シェア拡大を目指した顧客の争奪戦は激しさを増しそうだ。
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2014-02-28 13:15