JALにドイツ証が新規カバレッジ、国際線の好調を予想

 日本航空(JAL) <9201> に対して、27日付のドイツ証券が新規にカバレッジを開始した。  同リポートでは、JALの利益水準は来15年3月期、16年3月期にかけて回復すると予想。なかでも、米国経済の回復や円安などにより訪日観光客が増加し、国際線旅客事業が成長すると見通している。  また、前年12月末時点でバランスシートにネットキャッシュ2400億円を有していることで、設備投資計画を十分に賄うことができるとコメント。「利息の支払いはもはや損益計算書の圧迫要因ではない」と指摘する。  JALは今期の純利益予想を前期比13.8%減の1480億円と予想しているため、株価が過去5カ月に15%程度下落している。しかし、同証券では来期の純利益が1600億円程度に改善するとの予想に加え、バリュエーションでみても配当利回りやROEなど各項目が同業他社と比較し「魅力的」と評価している。  同証券ではJALの投資評価を「バイ(買い)」、目標株価は6237円とした。  JALの28日の株価は、朝方に60円高の5110円まで買われたものの、その後は前日終値付近に戻してもみ合っている。(編集担当:片岡利文)
日本航空(JAL)に対して、27日付のドイツ証券が新規にカバレッジを開始した。
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2014-02-28 13:45