ソニーは堅調、旧本社ビル売却、米系証券の格上げも支え

 ソニー <6758> は堅調。朝方には40円高の1797円を付けた。後場寄り直後には小幅高の水準まで伸び悩んだが、その後は持ち直しの動きとなった。東京都品川区にある旧本社ビルなどを売却すると28日付日本経済新聞が報道。「創業の地」とされる旧本社ビルの売却観測に、聖域なきリストラを期待した買いが入ったようだ。  また、シティグループ証券は27日付リポートで、投資判断を「2(中立)」から「1(買い)」に、目標株価を1900円から2100円に引き上げたことも株価を支えた。  シティ証は会社側が2月6日に発表した構造改革を改めて精査。PC撤退を評価し、コスト削減については、テレビ部門だけでなく、ほかの各部門にも増益効果をもたらすとみている。また、足元でゲームが想定以上に好調としたほか、スマートフォンの新製品にも期待を寄せた。なお、同証券では、テレビ部門の分社化を2―3年での事業売却などの抜本措置の布石と指摘している。(編集担当:宮川子平)
ソニーは堅調。朝方には40円高の1797円を付けた。
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2014-02-28 14:00