日経平均は82円安、手じまい売りに押され200円安の場面も
28日の日経平均株価は前日比82円04銭安の1万4841円07銭と3日続落して取引を終えた。朝方は売り買いが交錯した。ドル・円が102円を割り込むなど円高が進んだこともあって、次第に手じまい売りが強まり、午後2時すぎには下げ幅を一時200円超に拡大した。ただ、終盤には先物に断続的な買いが観測され、急速に下げ渋った。
業種別では、住友不動産 <8830> など不動産株が売られ、銀行株では三井住友フィナンシャルグループ <8316> などメガバンクのほか、横浜銀行 <8332> 、栃木銀行 <8550> など地銀株の下げも目立った。また、ホンダ <7267> など自動車株もさえない。
個別では、ファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンク <9984> などが急落。14年3月期の利益予想を下方修正したフォスター電機 <6794> やスペースシャワーネットワーク <4838> なども下落した。中間期決算の発表を延期したウチダエスコ <4699> も軟調。同様の理由で、親会社の内田洋行 <8057> も弱含みで推移した。
半面、「マッスルスーツ」商品化で子会社を設立した菊池製作所 <3444> はストップ高。ミクシィ <2121> は朝安後に急伸。「モンスターストライク」の中国展開も明らかになり、後場はストップ高を付けた。自社株買いなどを発表したユーシンも堅調に推移。復配を発表した三菱自動車 <7211> も買われた。(編集担当:宮川子平)
28日の日経平均株価は前日比82円04銭安の1万4841円07銭と3日続落して取引を終えた。
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2014-02-28 15:00