日経平均は3日続落、材料の出た銘柄などを個別物色へ=長島和弘

■今日の動きから  2月28日の東京株式市場、日経平均株価は82円04銭安の1万4841円07銭と3営業日続落となりました。円高推移にアジア株安を嫌気し、軟調展開が続きました。日経225採用で値上り銘柄数は73、値下り銘柄数は141、変わらずは11。東証1部上場値上り487銘柄、値下り1174銘柄、変わらず122。全33業種中27業種が値下り。TOPIXも3日続落。マザーズも3日続落。東証REITは4日ぶりに反落となりました。  日経平均採用銘柄では、資生堂 <4911> やガイシ <5333> が昨年来の高値を更新するものの、日経寄与度の高いソフトバンク <9984> やファーストリテ <9983> 、主力の日立 <6501> 、トヨタ <7203> が続落。相場を牽引するような銘柄はなく、方向感に乏しい展開となりました。  東証1部市場では、野村證券が新規「Buy」で、目標株価を1850円とした酉島製 <6363>が値上り率トップ。サカイオーベ <3408>が買われるなど、低位材料株を物色する流れは続きました。  全般は方向感に乏しく円相場に神経質な展開が続き、材料の出た銘柄などを個別物色する傾向が強まりそうだ。(執筆者:長島和弘)
全般は方向感に乏しく円相場に神経質な展開が続き、材料の出た銘柄などを個別物色する傾向が強まりそうだ。
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2014-02-28 16:00