【今週の注目銘柄】テーマ性も抜群、デバッグサービスのHUG
ライブドアショック以降、長らく投資家にそっぽを向かれていた新興株が、ようやく注目を集めるようになってきた。
ⅰPS細胞関連や、ソーシャルゲーム関連が急動意したことをきっかけに、SNS関連やPM2.5関連などにおいて、関連株が軒並み買われる場面も出てきている。
このなかで、最近話題となる頻度が非常に高いテーマが、LINE関連やソーシャルゲームなどネットコンテンツといえる。
LINE関連では、同社の上場計画が噂されるほか、2月25日にはソフトバンクがLINEの株式取得を目指していると伝わり、LINE関連やソフトバンク関連が一時的に急騰した。
また、28日にはミクシィがスマホ向けアプリの中国展開が報じられたことで大幅高しており、SNSではライバルとなるグリーも黙ってはいないだろう。
では、ネットコンテンツ関連の関連株で、今後を先読みしてどの銘柄に注目すべきだろうか?
今回は、ハーツユナイテッドグループ(HUG) <3676> に注目しておきたい。HUGはグループ会社のデジタルハーツにおいて、ゲームソフトなどのデバッグ(不具合検出)サービスを展開している。ネットコンテンツ関連のあらゆる企業がクライアントとなりうるだけに、ネットのさまざまな株価テーマにおいて、「関連株」として名前が挙がることが見込まれる。
また、デジタルハーツは2月4日に福岡に国内9カ所目の作業拠点を設置、テスターの人員を採用し、デバッグニーズの増加にも対応している。
HUGは2月3日に今3月期第3四半期業績を発表しており、通期業績予想は据え置いているものの、通期に対する進ちょく率は営業利益で88.0%、純利益で89.4%と高く、増額修正が濃厚となっている。
株価は2月26日に3570円の昨年来高値をつけているが、ネットコンテンツへの物色が継続すれば、再度の高値更新も十分に期待できそうだ。(編集担当:片岡利文)
ライブドアショック以降、長らく投資家にそっぽを向かれていた新興株が、ようやく注目を集めるようになってきた。
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2014-03-02 10:00