ユニチカが連日の大商い、短期資金流入が中心だが業績回復にも見直しの目、久々100円も
ユニチカ <3103> が、連日の大商いで18日(水)は、東証1部出来高ランキングの第2位となっている。
株価は年初来高値78円(5月)と安値48円(1月)の「中間値」(63円)とほぼ同じ水準にある。「今年相場のなかった銘柄に対し棹尾の一振期待で狙われているようだ」(中堅証券)。
一方、業績はガラス繊維など機能材事業の好調で今3月期は営業利益35.9%増の75億円の大幅増益見通し。直近10年間の最高営業利益142億800万円(2006年3月期)には届かないものの、2013年3月期の営業利益55億1900万円を底に回復向かっているといえる。また、全般の企業業に比べ回復は遅れているものの、この10年で営業利益の赤字は一度もなかったことは評価される。
配当は2008年3月期から無配が続いている。今期に営業利益は回復するとはいっても、1株純資産がわずか35円と見劣りするため今期の復配は難しいだろう。営業利益100億円台が定着となったときに復配が期待されるのではなかろうか。
信用買残は今年春以降、増加傾向にあり残の水準としては2011年並みの高い水準にある。期待が強い現れともいえる。全般相場に対し出遅れ感のあることは間違いないし、過去10年間、赤字のなかったことを評価すれば2009年5月以来久々の100円台回復は見込めそうである。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ユニチカ<3103>(東1)が、連日の大商いで18日(水)は、東証1部出来高ランキングの第2位となっている。
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2013-12-18 16:00