日経平均は174円安スタート、防衛関連株に物色
3日の日経平均株価は、174円14銭安の1万4666円93銭でスタートしている。
前週末のNYダウは49ドル高と3日続伸で終えたものの、週末にかけてロシアがウクライナへの軍事介入に動いたことで、ウクライナ情勢が緊迫しており、為替市場ではドルが101円台へと円高に推移し、WTI原油先物価格は時間外取引で5カ月ぶりの高値に上昇。これらの要因から、日本株にも慎重な見方が強まり、寄り付きは174円安と売り先行でスタートしている。
個別株では、今3月期の利益予想を引き下げ最終減益に転じたセガサミーホールディングス <6460> が売り気配スタート。バイオ事業の一部撤退により最終損益予想を減額したオリンパス <7733> や、今3月期予想を赤字に下方修正したクボテック <7709> も売り気配となっており、今3月期の期末配当予想を増額した阪急阪神ホールディングス <9042> も軟調で推移している。
一方、今3月期予想を最終増益に修正した新光商事 <8141> や、今3月期の利益・配当予想を上方修正した大和小田急建設 <1834> 、来期の2円増配見通しが報じられたSPK <7466> などが買い気配でスタート。
また、北朝鮮が3日早朝に日本海側へミサイルを発射したとの報道もあり、石川製作所 <6208> など防衛関連株が強い動きを見せている。(編集担当:片岡利文)
3日の日経平均株価は、174円14銭安の1万4666円93銭でスタートしている。
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2014-03-03 09:00