アスクルに対照的な評価の2リポートが発行
アスクル <2678> に対して、対照的な2つのリポートが発行されている。
ゴールドマン・サックス証券は1日付で、投資判断を「中立」から「売り」に引き下げ。「株価に過熱感があり、相対的な下値余地が大きい」とコメントしている。
個人向け通販のロハコ事業については、一箱当たりの粗利益が衣料・家電と比較して小さく、物流コストなどをカバーできる売上規模には「少なくとも5年を要す」と想定。市場の見方は楽観的すぎると分析し、目標株価は2700円とした。
一方、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は2月28日付で、目標株価を2600円から3700円に引き上げ。投資判断は「ニュートラル(中立)」を継続した。
同リポートでは、今5月期の営業利益予想を会社予想の60億円を下回る45億円と見通しているものの、今後のロハコ事業においては、通販で売れるものの条件である「とにかく安いもの」「持ち運びに不便なもの」を販売することで黒字化を目指し、16年5月期に黒字化するとの見方を継続している。
アスクルの3日の株価は、前場に370円安(10.6%安)の3130円まで売られている。(編集担当:片岡利文)
アスクルに対して、対照的な2つのリポートが発行されている。
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2014-03-03 14:45