日経平均は98円安、ウクライナの緊張継続で
4日の日経平均株価は前日比98円28銭安の1万4553円95銭で寄り付いたあと、下げ幅を100円超に拡大する場面があった。ウクライナ情勢の緊張が続くなか、目立った買い材料が乏しいこともあり、リスク回避の動きが優勢となった。ただ、朝方の売りが一巡したあとは下げ渋っている。
業種別では、大和証券グループ本社 <8601> など証券株が軟調。国際石油開発帝石 <1605> など資源開発株も売られ、日本郵船 <9101> など海運株も弱含みで推移している。食品株では、JT <2914> がさえない。14年4月期第3四半期で営業減益の伊藤園 <2593> や、純利益予想の下方修正や新株式発行などを発表したイートアンド <2882> も売られた。
半面、遺伝子治療プロジェクトがA―ATEP創薬開発課題として採択されたと発表したタカラバイオ <4974> 、国内証券による新規「強気」が観測されたファンコミュニケーションズ <2461> などは上昇した。(編集担当:宮川子平)
4日の日経平均株価は前日比98円28銭安の1万4553円95銭で寄り付いた。
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2014-03-04 09:00