日経平均は69円高と5日ぶり反発、値ごろ感や円の伸び悩みで

 4日の日経平均株価は前日比69円25銭高の1万4721円48銭と5営業日ぶりに反発して取引を終えた。  ウクライナ情勢への警戒感から、朝方は売りが先行し、日経平均は寄り付き直後に下げ幅を一時100円超に拡大した。ただ、連日安に対する値ごろ感からの買いも入り、下げ幅を縮小。午前11時前にはプラス圏へ浮上した。後場は小高い水準でもみ合い、再び下げに転じる場面もあったが、円が対主要通貨で伸び悩んだこともあって、日経平均は終値でプラス圏を維持した。  個別では、英半導体設計会社との提携を発表したオンキヨー <6628> がストップ高。難燃性マグネシウムを利用した燃料電池の共同研究に着手する不二サッシ <5940> もストップ高を付け、古河電池 <6937> も急伸した。証券会社などの強気のリポートが観測されたイーグル工業 <6486> やN・フィールド <6077> 、ファンドクリエーショングループ <3266> なども高い。  半面、15年1月期で2ケタ減益を見込んだダイドードリンコ <2590> は売られた。14年4月期第3四半期で営業減益の伊藤園 <2593> も下落。介護ロボット関連の菊池製作所 <3444> 、防衛関連の石川製作所 <6208> などは利益確定売りが優勢となった。(編集担当:宮川子平)
4日の日経平均株価は前日比69円25銭高の1万4721円48銭と5営業日ぶりに反発して取引を終えた。
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2014-03-04 14:45