神戸鋼の目標株価をゴールドマン証が引き下げ

 神戸製鋼所 <5406> に対して、4日付のゴールドマン・サックス証券がリポートを発行している。  神戸鋼は今3月期の通期予想を据え置いているが、同リポートでは「鉄鋼の経常利益計画が保守的」と見ているほか、建機の出荷は消費増税前の駆け込み需要で増加基調にあると評価。今期の営業利益予想を1050億円から1090億円に上方修正した。  また、来期以降については、建機国内出荷の反動減が見込まれるほか、繰越欠損金の減少に伴う実効税率の上昇、増資による約17%の株式希薄化などが影響すると見通しており、来期の1株当たり利益を従来予想から36%引き下げている。  これらの要因から、同リポートでは目標株価を180円から150円に修正。投資判断は「新たな目標株価に対する上値余地が8%」で業種内での割安感がないため、「中立」を維持した。  神戸製鋼所の4日の株価は、1円安の137円で寄り付いたものの、その後はもみ合いとなり、前日比変わらずの138円で引けた。(編集担当:片岡利文)
神戸製鋼所に対して、4日付のゴールドマン・サックス証券がリポートを発行している。
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2014-03-04 14:45