日経平均は5日ぶりに反発、不動産株から買い戻す=長島和弘

■今日の動きから  3月4日の東京株式市場、日経平均株価は69円25銭高の1万4721円48銭と5営業日ぶりに反発となりました。ウクライナ情勢の緊迫化も値ごろ感の出ている不動産株などから買い戻す動きが見られました。日経225採用で値上り銘柄数は135、値下り銘柄数は73、変わらずは17。東証1部上場値上り1310銘柄、値下り377銘柄、変わらず99。全33業種中28業種が値上り。TOPIXも5営業日ぶりに反発。マザーズは反発。東証REITは3営業日続落となりました。  日経平均採用銘柄では、日経寄与度の高いファーストリテ <9983> が続伸したのをはじめ、主力の日立 <6501> 、トヨタ <7203> が反発するなどしました。  全般はウクライナ情勢に対する警戒感はあるものの、短期間に大幅に下落した銘柄を買い戻す動きが見られた一方で、直近で昨年来の高値と買われていたガイシ <5333> が利益確定売りに続落しました。  相場を牽引するような銘柄はないが、下げた銘柄には買いが入っており、底堅い動きとなるか注目されよう。(執筆者:長島和弘)
相場を牽引するような銘柄はないが、下げた銘柄には買いが入っており、底堅い動きとなるか注目されよう。
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2014-03-04 16:15