日経平均は184円高スタート、ウクライナの緊張緩和を好感

 5日の日経平均株価は、184円47銭高の1万4905円95銭でスタート。すぐに上げ幅は200円を超え、1万5000円に接近した。  緊迫していたウクライナ情勢について、ロシアのプーチン大統領が「当面は武力行使をしない」と明言したことで、軍事衝突に発展する可能性が薄れたとの見方が進んだ。前日のNYダウは227ドルと大幅高。為替市場では円安が進み、ドルは102円台となっており、どちらも日本株には追い風となっている。  個別株では、豪雪特需で2月度の既存店売上が2ケタ増収となったエービーシー・マート <2670> が買い気配スタート。今3月期経常利益が6期ぶりの最高益更新のもようと報じられた住友不動産 <8830> や、今4月期第3四半期の営業利益が2.6倍に拡大したダイサン <4750> 、今10月期第1四半期がの好決算を発表したくらコーポレーション <2695> なども買い気配となっている。  一方、海外での公募増資などで約310億円を調達するDMG森精機 <6141> は売り気配でのスタート。60億円のCB発行を発表した太平洋工業 <7250> は軟調となり、今4月期の通期業績予想を減額修正したロック・フィールド <2910> は売りが先行している。  また、ウクライナ懸念が後退したことで、石川製作所 <6208> など防衛関連株が売られている。(編集担当:片岡利文)
 5日の日経平均株価は、184円47銭高の1万4905円95銭でスタート。すぐに上げ幅は200円を超え、1万5000円に接近した。
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2014-03-05 09:00