東京個別は高値肉薄、3Q好決算の再評価を新規教室開校がサポート

  東京個別指導学院 <4745> は、16円高の383円と変わらずを挟んで4営業日ぶりに急反発して始まり、今年2月25日につけた昨年来高値396円に肉薄している。今年1月9日に発表した前2014年2月期第3四半期(3Q)の好決算を見直し、業績再上ぶれ着地期待を高めて内需株買いが再燃し、今年3月13日の2教室の開校を含めて今期期初早々の3月に3教室を新規開校することも、今2015年2月期業績への期待を高めて先取りされている。 ■今年3月に早くも3教室を新規開校と今期業績も続伸期待   3Q業績は、前年同期比8%増収、5.3倍経常増益、14.4倍純益増益と大幅続伸した。3Qの新規教室の開校が7教室に達して直営教室数が208教室に達し、個別指導をさらに強化するとともに、初めてテレビコマーシャをル実施するなど生徒募集を積極化、新規入会者が、1万5968名と前年同期より24%増と続伸し、在籍生徒数も同11.2%増の2万6539名と拡大、先行投資負担をコストの効率化・適正化で吸収して大幅続伸した。   2014年2月通期業績は、昨年10月の上方修正値を据え置き、売り上げ142億1100万円(前期比9%増)、経常利益11億8400万円(同63%増)、純利益6億5100万円(同81%増)と予想している。この予想業績が、4月中旬に予定される決算発表で再上ぶれ着地するか、さらに早くも3教室を新規開校した今2015年2月期業績への好影響など動向が注目されることになる。 ■同業他社の不正会計処理にも反応して6年来の上値フシを抜く   株価は、ベネッセホールディングス <9783> からの「サイエンス教室」、「文章表現教室」の事業譲受に3Q好決算が続いて364円まで買い進まれ、一呼吸置いた295円安値から同業他社のリソー教育 <4714> の不正会計処理問題で同社が競争上、有利になるとして昨年来高値396円まで再騰、この6年来の上値フシを上抜き、スピード調整している。テクニカル的にも、高値抜けから2006年5月末割当で実施した株式分割(1対3)の権利落ち後高値580円を意識する動きを強めよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
東京個別指導学院<4745>(東1)は、16円高の383円と変わらずを挟んで4営業日ぶりに急反発して始まり、今年2月25日につけた昨年来高値396円に肉薄している。
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2014-03-05 10:00