ＤＭＧ森精機が１０％安、海外での新株発行を嫌気

　ＤＭＧ森精機 <6141> が急落。午前９時４０分に１５９円安（１０．０％安）の１４２６円まで下げている。 　同社は４日引け後、海外での新株発行と自己株式の処分を発表し、株式の希薄化懸念などが売り材料となった。 　新株発行約１４４７万株に加え、自己株式約７６７万株を処分。欧州やアジアを中心とする海外市場で売り出すという。発行価格は４日から６日に決定する。 　調達資金は手取概算額で最大３１０億円となり、このうち８０億円を米国や中国工場における生産増強や、日本事業所の新鋭整備導入に充てる。また、５０億円をショールーム整備に充てるとしており、残りも東京オフィス建設や提携先との協業強化などに充当する。（編集担当：片岡利文）